なぜ小室圭さんの「身体検査」は機能しなかったのか? 思い出される“美智子さまバッシング”


文/佐藤公子

思い出される「美智子皇后バッシング」

秋篠宮家への「バッシング」が止まらない。

2017年12月、小室圭さんの母。佳代さんの「借金問題」の存在を「週刊女性」が報じて以降、迷走感
のある眞子さまの結婚問題。

渦中の小室圭さんは婚約延期を発表後に米・ニューョークヘ留学。情報がいっこうに出てこないマスメディアの苛立ちは、秋篠宮家全体に対する「批判報道」となって噴出している。

「御代替わり」の後も、有力週刊誌の『週刊文春」は〈「秋篠宮家」研究〉と題する辛口の連載を開始させ『週刊新潮』も〈「雅子皇后」と「紀子妃」の冷戦〉(5月23日号)〈脛に傷あるパチンコ社長と、韓国二人旅という「紀子さま」ご尊父〉(6月6日号)といった厳しい記事を毎週のように繰り出している。

「四半世紀前のできごとを思い出させます」

そう語るのは、70代の元宮内庁職員だ。

「1993年、美智子皇后が集中的にメディアから批判を受け、お声を失うという事件がありました。日本では、時代の節目節目で皇室のあり方に関する議論が巻き起こり、そのきっかけはいつも、天皇陛下以外の皇族の誰かに対する批判から始まるのです。

今回は、眞子さまのご結婚に関する問題がきっかけになったと思いますが、かつてのケースとやや趣が異なると思うのは、さまざまな情報の発信源です。1993年当時、天皇陛下(現在の上皇)のご学友として知られた共同通信の橋本明さんは、バッシングの主は新時代の皇室改革についていけない皇室の関係者たちであると語っていた。現在の秋篠宮家に対する批判は、やはり宮内庁守旧派の影響があるにせよ、国民が納得できない形での結婚は見たくないとするネットを含めた世論の圧力の噴出であるように感じます」

一連の報道の皮切りは月刊誌『宝島30』だったとされる。当時のいきさつを知る関係者が語る。

「当時、同誌は創刊されたばかりで、正直影響力もあまりなかった。記事が出てから、それを後追いしたり紹介するメディアもなく、2ヵ月ほどは無風だった。ところが1993年9月から『週刊文春』が美智子皇后に関する批判記事を連続して掲載したことから、突然“バッシング”の流れができていった」

当時の『週刊文春』は花田紀凱編集長の全盛期。実売部数で70万部以上を記録することもあったという時代(ちなみに同誌の現在の実売は約30万部)だから、その影響は大きかった。

当時の『週刊文春』記者は語る。

「皇室ネタの情報源は複数で、直接ウチの記者とはやりとりせず、宮内庁記者クラブの複数の記者などから間接的に情報を取っていました。とはいっても、情報源のだいたいの正体は分かっていた。当時は『開かれた皇室』という言葉が流行していましたが、バッシング報道の情報提供者は“奥”と呼ばれた宮内庁の側近グループとその関係者であったと思います」

その後の侍従たちの日記などから、「受勲を辞退したK侍従」こと小林忍元侍従が情報源の一つであったことが明らかになっている。

なぜ「身体検査」は機能しなかったのか

宮内庁には「奥」と「表」の世界がある。両陛下に関する身近な情報などは「奥」、つまり侍従や侍医、女官だけが握り、極めて秘密主義的で、保守的である。それに対し行政職に携わる「表」は長官や次長も含まれるが、彼らでさえ「奥」の聖域には簡単に踏み込むことはできなかった。

平成の時代に入り、そうした二重構造を解消し、オープンな皇室を作っていこうという機運が盛り上がった。しかし、それに頑として抵抗したのが「奥」を中心とする守旧派だったのである。

先の『文春』元記者は語る。

「彼らから流れてくる情報は、かなりバイアスがかかったもので注意が必要だった。皇族にふさわしくない快楽主義を認めるわけにはいかないという文脈で情報が降りてくるが、裏を取ることはできないので、ある程度飛ばして書くしかない。それでも、当時は活字メディアの影響力は大きく、思った以上の反響になり驚いた覚えがありました」

ある小さな記事から発生した火が、やがて「大火事」に発展する構図は昔もいまも変わらない。

小室圭さんのケースでは、冒頭でも触れた『週刊女性」の記事が火種となって、「小室母」佳代さんの元婚約者X氏が一時、頻繁にメディアに登場。約400万円の金銭を返してくれないと嘆いたことで、それまでの祝福ムードが暗転。眞子さまの結婚は「棚上げ」となってしまった。

X氏に取材した大手紙記者が語る。

「最初に報じたのが3大女性週刊誌のなかでもっとも部数が小さい『週刊女性」だったことからも分かるように、X氏は自分でこの問題を積極的に広めようとしたわけではありません。X氏がお2人の結婚をプチ壊すため、誰かに操縦されてこのような告発に出たということは考えられない。

メディアに出て話すタイプの人間に、宮内庁や警察庁がアクセスして何らかの交渉をすることは絶対にありません。何か取引をして、それを暴露されたら皇室に致命傷を与えることになります。X氏はもともと裕福な外資系商社マンで、400万円程度の返済を求めるような人物ではなかった。しかし、何らかの誤算があって資金繰りが悪化し、自宅のローンが返済できなくなった。もしX氏の生活が堅調であれば、この結婚延期問題はおそらく出てこなかったはずなのです」

X氏の動きは小室圭さんと眞子さまを引き裂くためのアングルという説は現実味がないようだが、それでも「なぜ借金問題や父の自殺といった家庭環境を調べる前に記者会見してしまったのか」という疑問は根強くある。

それについては、別の週刊誌記者が語る。

「小室さんと眞子さまの交際は、ICU時代の2012年から始まっています。2013年12月の時点でプロポーズしており、眞子さまはお受けしている。宮内庁の上層部は警察官僚出身者で占められており、交際が始まる前か、始まったと同時に小室さんの最低限の身体検査は済んでいたと見るべきです。

しかし、男性皇族が結婚する場合にはお相手が皇族になるので、皇族会議が開かれ審議されますが、女性皇族の結婚では皇族会議は開かれない。将来天皇になる皇太子ではなく、眞子さまの交際ですから、この時点では誰も『小室さんにはいくつかの問題があるから交際するべきではありません』と宮家に情報を入れることはあり得ない。それは重大な越権行為になります。

とはいえ、お2人が長く交際関係を維持し、結婚の意志がはっきりしてきたとき、いまさら把握している情報を出して『問題があります」と言うこともできない。交際を始める前に関係各所にOKを取るという明確なシステムはなかったわけですから、ある意味どうしようもなかった話なのです」

「どうしようもない」で済まされなかったのは宮内庁と秋篠宮家である。もともと自主性を重んじる教育方針を採用していたと言われる秋篠宮家だが、その「本人任せ」が「安全確実な結婚相手」をイメージする国民感覚とのズレを生んでしまった。

もっとも小室圭さんの父が自死していたという報道はかなり早い段階からあったが、それは結婚に向けた障害にはならなかった。しかし、続いて報じられた「母の借金問題」で風向きが変わる。


4件のコメント

お二人の白紙撤回宣言を望みます。
将来、眞子様を娶る目途がついてから再度「プロポーズ」して下さい。
内親王様とのご縁談ですから、スキャンダルはご法度。
国民からの祝福は必須です。
眞子様も「結婚は生きて行く上で必要な選択」とのお覚悟ですから
5年でも10年でも、お待ちください。

198
1143

『そうですぞ姫! 軽々しい”選択”は
身の破滅ですぞ。例え5年かかろうが
10年掛かろうがお待ちなされませ。』

『えー、35〜40までー。』

『きっと、貴方様でなければと仰る、
立派な男性が現れます!』

『うん、アタチにならそうよね。でも、
遠くの”愛”より、近くの生身が欲チイ。』

9
1122

少し前から、敬宮さま以外をも内親王とよぶ風潮、
困ったものです。…そんなことに一般の日本人がおかしいよと声をあげないから、皇女制度などバカげたことが出てくるのを許したのでしょう。

日本の義務教育では古文をもう少しやらせてほしいですね。心が豊かでなくて、日本語が楽しくなくて、何が発展の意義があるでしょうか。

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御教示かたじけなく存じます。

内廷皇族でもなく、血流も定かで無い者共を
”内親王”とは・・。

皇室・皇族は不案内で、遠く貴い存在で在り
ました。其れが今では庶民以下に至っており
ます。

此処まで近づけ、週刊誌ネタに迄してくれた
のは、粉婆ちゃんの功績?

14
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